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旅行会社から異業種への転職【おすすめ業界・職種5選】実体験からのお話です。

転職




こんにちは、旅行会社に6年勤めて、現在は転職してweb関係の仕事についている、かによろです。

コロナの影響により、ニュースでも多くの旅行会社が大変な思いをしております。そんな中、このまま旅行会社に勤めていて大丈夫なのか、心配になる人も多いはず。実際に私の元いた会社も、多くの社員が希望退職をして、転職をしておりました。減給になり、ボーナスもない、旅行のキャンセルばかり、モチベーションも上がらなくなってしまいました。

 

実際に転職をしたい!と思ったものの、どの業界のどの職種につけばいいのか?悩む人は多いはずです。そんな中、私が思う旅行会社で学んだスキルを活かせる業界はなにか?実際に転職した人の業界・職種も含め、おすすめ5選あげていきたいと思います。ただし、本当に転職するかどうかは、よく考えてからの転職をおすすめします。あくまでも参考です。

 

 

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旅行会社を辞めた人の主な原因と理由

  • コロナ禍で給料とボーナスのカット、さらに減給の日々が続いている。
  • 仕事量は変わらない、キャンセルの対応や振替日の設定をホテルと相談。
  • 本来の仕事は、楽しい旅行を提供しているはずなのに、キャンセル料を請求してクレームもある。
  • 見通しがつかないので、将来が不安。
  • 結婚や子供の教育費など必要なのに、貯金ができない。

1番は給料面での悩みが多いように感じられました。あくまで私がいた会社の話ですが、多くの旅行会社で同じことが起きているのではないかと思います。

 

旅行会社で身に付くスキル

  • コミュニケーションスキル
  • 処理能力
  • プレゼン力
  • 営業力
  • 精算力

旅行会社にもいろいろな部署はありますが、私が思うに上記のスキルは身に付いたのではないかと思っています。ちなみに私は、教育旅行・自治体への営業や添乗業務を中心に勤めておりましたので、営業・プレゼン・コミュニケーションスキルは自然と身に付いていきました。基本的に自分で仕事を契約してくると、打ち合わせし、そして添乗し、精算作業までしておりましたので、多くの能力を身につけることができた気がします。教育旅行ともなると、1ヶ月の間に5校〜10校の修学旅行を実施していましたので、処理能力もかなり身に付きます。業務タスクが多い職業なので、事務的なことも自分でやっていました。

実際の転職活動中も上記の6つは自己PRや志望動機にもうまく書いていました。どこの会社もマルチにこなせる旅行会社の人材は、どこの会社も欲しています。

 

コミニュケーションスキル

旅行会社であれば間違いなく、どこの部署にいても身につくスキルです。わたしも旅行会社に勤めて、1人で仕事をしているような時間はありませんでした。1つの受注型企画旅行を実施するために、お客さんからどんな旅行にしたいかヒアリングし、その内容を手配担当に流し、時にはお客さんの要望通りに手配ができないこともあります。そんな時も、手配担当の方に代案で違うものを手配してもらい、お客さんに納得してもらう必要があります。社内の中でもたくさん話す必要がありますし、社外でもたくさん打ち合わせする必要があります。実施が終われば、経理の人とも精算の件で話します。

 

車を売ってる会社であれば、お客さんが気に入った車を紹介し、完璧な状態で理想の車を売ることができます。

旅行会社は、完璧な旅行を提供できないこともあります。いいタイヤは手配できたけど、ハンドルは中古のものしかなかった、みたいなことが多々ありました。

そこで、お客さんとコミュニケーションがとれていれば、中古のハンドルでも許してくれるのです。例え話がいまいちでしたが、それくらいのコミュニケーションが身に付いているということに自信を持ってください。

 

処理能力

旅行会社はかなり、タスクが多い仕事だと思います。1つの旅行を実施するために、バスから電車、食事場所、体験場所、お土産さん、それぞれに人数、何台、席順、アレルギーの調査、とにかくやることが多かったです。

私のいた部署が、教育旅行の団体旅行であったからということもありますが、1つの団体でこれだけの関係機関とつながりますので、前日に人数が変わっただけでも大変です。そんな旅行が1ヶ月間に10団体ありましたので、ハンドリングはとても大変でした。

そのおかげで、今の職場の仕事はとても楽に感じます。自然と業務処理能力が身につき、どの仕事から取り掛かればいいのか、優先順位がわかるようになってます。転職時には自己PRとして、話せばポイントは高いと思います。

 

プレゼン力

これも部署によりますが、私の場合は学校の先生方に修学旅行のプレゼンテーションをよくしておりました。大体、修学旅行はどこの会社も同じ内容になりますが、うちの会社であれば、こんなことができます!と伝えることがうまくなりました。

実際はプレゼンテーションまでの営業も大事だったりするのですが、プレゼンテーションの話し方で、一発逆転はあります。起承転結を意識し、一番伝えたい部分を伝えるプレゼンテーションの能力は、どこの会社に行っても必要です。

業務以外の部分でも、誰かに何かを伝え説得力を持たせて話すということは、人生において必要な能力です。旅行会社に勤めている人は、やはり旅行が好きな人が集まっており、どの方も話は面白かったです。きっと知らず知らずのうちに話す能力、プレゼン力は身に付いていると言っていいでしょう。

 

営業力

営業の能力は、カウンターの窓口で働いている方にも身に付いていると思います。お客さんがどこに旅行に行きたいか迷ったときに、すかさず、代案をいくつも提案していますので、営業力が身に付いています。

また、基本的に旅行会社に勤めいていると、自然と話の引き出しが多くなります。旅行後にお客さんから、聞く観光地の話や、食事場所の話を聞くだけで、話のネタは増えていきます。そういった話のネタの数は、営業に生きてきます。

 

精算力

この能力は、旅行会社ならではじゃないでしょうか。普通の会社であれば、経理という部署がありますので、何かを精算するといったことは他の業界ではなかなかできないのではないでしょうか。

私は実際に自分で打ち合わせした団体のお客さんの精算はいくら儲かったのかを精算し、それを経理に報告しておりました。

先程処理能力の部分でもお話しましたが、とにかく予約している関係機関は多いです。各関係機関とそれぞれ、いくらの原価で仕入れて、いくらで売るのか、いくら収益が出るのかを考えて仕事をしているので、確実に他の業界よりも精算能力は身に付いているのではないでしょうか。

 

旅行会社からの転職おすすめ職種5選

新型コロナの影響で多くの社員が転職していきました。多くの社員を見てきましたが、以下の業界・職種が多かったです。身に付いてるスキルと実際に転職していった社員の業界・職種をふまえてご紹介したいと思います。

  • 人材会社
  • web業界
  • 物流関係の業界
  • 不動産会社の事務・営業
  • 保険会社

 

人材会社

人材会社は、旅行会社からの転職におすすめかと思います。

旅行会社で、カウンターや営業をしていた人は、そのスキルを活かすことができると思います。プレゼンスキルや打ち合わせで培ったスキルは、人材会社でリクルーティングアドバイザーとして働くこともできます。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により市場規模が縮小している旅行会社に対し、慢性的な人手不足の影響で市場規模を拡大させているのが人材会社です。

 

 

web業界

私、かによろも、この1人であります。未経験ではありましたが、旅行業界で培ったコミュニケーション能力と、臨機応変に対応できる能力をアピールして、入社することができました。一見web業界のSEなどは寡黙な人が多いイメージでしたが、今の時代はコミュニケーションを取れないと採用してくれないところが多いみたいです。実際に入社して、寡黙な人はいませんでした。比較的在宅勤務もできるような業界かと思いますので、自由な働きができ、プライベートも充実です。なによりも、お客さんからの電話のストレスはなくなりました。3ヶ月ぐらい勉強すれば、ある程度転職はできると思います。ただし、入社してからも勉強の日々になりますので、勉強熱心であれば可能性はあると思います。

 

物流関係の業界

物流関係の業界は、実際に転職した社員がいました。営業職の社員でしたが、お客さんとの打ち合わせや人付き合い、休みの日に連絡が来るのがいやで、物流関係の仕事にしていました。物流といっても、荷物を運ぶ方の部署ではなく、データを打ち込む部署に入社したようで、そこでも旅行会社で培った事務的な能力が活かせるようです。エクセルでのデータ入力や、数字計算などは旅行会社でも実際にやっている作業なので、充分にスキルを活かせるのではないでしょうか。

 

不動産会社の事務・営業

こちらも、実際に転職した社員がいました。旅行会社に似ているところもあるそうで、売る商品は違いますが、お客さんの住みたい部屋をヒアリングし、希望にあった物件を紹介する点は似ています。旅行会社でも、お客さんの要望をヒアリングして、希望にあった旅行をプレゼンします。そういった点では、近い要素はあるかも知れません。

 

保険会社

こちらも実際に転職した社員がいました。旅行会社から保険会社に転職する人は多く、コロナが流行る前から、旅行会社から保険会社に転職する人は多いです。なんといっても給料がいいです。もともと、旅行会社時代にも、傷害保険や旅行保険などを代理で売っているということもあり、イメージがつきやすいのかと思います。給料はあがりますが、ものすごく大変ではあるみたいです。会社のグループ保険で入ってたこともあり、転職もわりとしやすいようです。



 

実際に辞めてみて思うこと

私は転職して良かったと今は思います。これから先はどうなるかは分かりませんが、、

正直人間関係については、旅行会社で働いていたときの方が良かったと思ってます。かといって今の職場が悪いというわけではないのです。ただ、旅行会社の人たちはアイデアや発想が面白い人が多いので、楽しい職場ではあると思います。

給料面については、今の職場の方が、断然いいです。お客さんとも直接接する機会もないので、ストレスは無くりました。

結局は何を自分が重要視するか、ではないでしょうか。

私の場合は、生涯生きているような技術職のスキルを身につけたいと思い、転職を決意しました。旅行会社を辞める時は、本当に悲しかったですし、辞めないで欲しいと止められましたが、それよりも自分が本当に重要視したいことを大切にすることがいいのかなと思い、辞める決断をしました。

 

旅行会社からの転職のまとめ

旅行会社で培ってきたスキルは間違いなくどこの会社でも活かすことができると思います。旅行会社の仕事は、他の業界と違い、形のある物を売っているのではなく、形のない思い出という空間を売っている商売です。形のない商品を売るのは、とても難しいことだと思います。その商品を売るために、いろいろ試行錯誤して、わたしは旅行商品を売っておりました。そのおかげで、話し方、話す順序、ワードセンスみたいな物が身につき、口がうまくなったと思います。その経験を活かせば、どこの業界でもやっていける地盤は身に付いているはずです。ぜひ、旅行会社にいたことに自信を持って、次のキャリアを進んでいってほしいと思います。



 

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